『rhetoric』

あまりに不自然な
口元のゆがみに
元来のわたしを
見た気がしない?

よこしまなる笑い
さかしまなる無垢
降って湧いた…ような、嘘。

それは
わたしの好きなロカイユ

それは
わたしの愛する、修辞法。

鈍く淀んだ棘ある夜に
雪崩れ込む衝動は
白日のもと晒され
鹿爪らしい冬風が
一気に攫って逃げたとして

その遣り場のない
独我なる我楽多は
いつしか静かに
夜に沈み、また淀む。

最期は唯、それだけ。